なっとく!奨学金WEBナビ
Yahoo!ブックマーク Google Bookmarks はてなブックマーク niftyクリップ livedoorクリップ del.icio.us

新聞奨学制度

主に都市部の新聞社で行っている奨学金制度で、学費の一部、もしくは全額を新聞社が肩代わりし、代わりに学生は新聞配達に関わる業務を行うものです。

経済的な問題は解決できますが、労働環境と学業のバランスをとるのがとても難しいと言われています。新聞奨学制度では、理系の学生の募集は行っていません。実験や実習が多いため、時間が不規則な授業が多いのがその理由です。夕刊の配達に間に合わなくなってしまうのです。

他の奨学制度と違うところ

他の奨学制度と違うところ他の奨学金制度と決定的に違うところは、普通、奨学金は在学中に貸与だけを受け、卒業してから返還していくものですが、新聞奨学生は、新聞配達業務を行いながら卒業まで働いていれば、返済の義務は基本的に発生しません。限度額が超えているようであれば、超えている分だけ返還することになります。

どんなシステム?

新聞奨学会によって若干の違いはありますが、この新聞奨学会制度というのは、学費を立て替えてくれる代わりに、新聞配達の仕事をします。その新聞配達で得たお金から、立て替えられた奨学金が差し引かれます。

ですから、卒業後に奨学金を返還する必要がないのです。生活できる部屋も用意されていて、高額な家賃を払う必要もありません。食費も新聞社によって幅はありますが、25,000〜30,000円を払えば朝食と夕食が用意されます。

もちろんこれが必要なく、自分で自炊するとなると、この分が給与から差し引かれません。卒業までこのシステムを利用できるので、親に頼らずに大学に行きたいと志す若者が、男女を問わずに利用しているシステムです。

奨学生の生活

奨学生の生活新聞奨学生は生活のパターンに慣れるまで、体がきついかもしれません。朝は3時に起床し、新聞に広告を折り込む作業をします。

配達準備が終わると、自転車やオートバイに大量の新聞を積み込み、配達に出かけます。6時〜6時半には配達を終え、同じ新聞奨学生と共に朝食を食べます。それから学校へ登校し、学校生活を送ります。

学校が終わると、夕刊の配達の準備にかかります。午後5時頃までに夕刊の配達を終え、店の掃除や朝刊に織り込む広告の準備などをし、午後6時に夕食になります。その後は自由に過ごし、お風呂に入ったりテレビを見たりしますが、朝刊の配達があるので、遅くても午後9時過ぎには就寝します。

新聞配達以外の仕事

新聞配達をする以外に、月末になると集金の仕事もあります。月末の昼間と夜に行います。集金で訪問できる時間帯は、朝の8時から夜9時までとなっていますが、集金先の都合で、夜遅くなってしまう場合があります。集金時に留守がちなお宅だと、新聞代金を口座からの引き落としにしてもらう場合もあります。

新聞奨学制度の問題点

新聞奨学制度の問題点新聞販売店によっては、奨学会からの指導通りではなく、大変きつい労働を強いるところもあるようです。基本的に4週6休のところが多いようですが、きちんと守られていないところもあり、奨学生にとってはかなり過酷な労働となっています。

それでも途中でやめられないのは、新聞奨学生の条件として、卒業までやめられないということがあるからです。大学を卒業するまで新聞配達をして働くことを条件に、奨学金が支給されているのです。

仕事に慣れることができず、学校生活との両立ができなくなって辞めてしまう人もいますが、この場合はそれまで立て替えてもらった奨学金を一括で返還しなければいけません。経済的な理由で奨学金を受けているのですから、辞めても一括で払えるはずがありません。

きつくても我慢して働き、1990年には新聞奨学生の過労死事件も起きています。また、夕刊業務があるため、午後の授業に出席できないことも起こります。単位の取得が困難になるのが予想される場合、夕刊業務のない奨学コースもあります。

いずれにせよ、時間にしばられることが多いため、自分の自由な時間の確保が難しく、その生活に慣れるには並大抵の精神力では続きません。しっかりと自分の意思を持って、学業と仕事を両立させなければいけません。



このページの先頭へ